私の親のはなし
離婚問題が発生した時って、頼れる実家の有無ってとても重要な項目のひとつだと思うんだけどさ。
私の親、いわゆる毒親なんだよね、多分。
…いや、多分というより悲しいけれど間違いなく。
私は三人きょうだいの長女で、小学4年の頃には既に親の顔色伺って家事の手伝いとかしてたの。
夕食の時間に合うようにお米といで炊飯器のタイマーかけたり、洗濯物とりこんで畳んだり。
これがさ、やれば褒められるからやるんじゃなくて、やらないと不機嫌になられるからやってたんだから救えないよね。
まぁ、でもね、多めに見れば、それだけなら長女あるあるな話だと思うんだけどね。
私の父親は、実の父親じゃないんだ。
きょうだいの中でも、1番下の弟は、今の父親が実の父親。
私の母親が子連れ再婚したみたいなんだけど、その調整役というか潤滑油というか……、ハッキリ言うなら、『割りを食った』のは私だと思ってる。
だってね、辛かった。
その歳ですでに。生活が。
当時まだ10歳の私がそう思っていた私の両親。
夫が不倫してるからって、気軽に頼れるような相手じゃないんだよね。
残念だけど、どうしようもない。